
恋愛・就活ライター
トイアンナ
これまでに受けた人生相談は1,000件以上。その相談実績と、慶應義塾大学卒業後、外資系企業でマーケターとして活躍した経験をもとに2015年に独立し恋愛・就活ライターに。
現在は複数媒体に恋愛コラムや就活のハウツーを寄稿する他、就活イベントでの講演・ライター育成講座への登壇・テレビ(NHK他)の取材協力など、幅広く活動。
書籍:『確実内定』(KADOKAWA)『モテたいわけではないのだが』(イースト・プレス)『恋愛障害』(光文社)など
過去出演番組:『おしゃべりオジサンとヤバイ女』(テレビ東京系)『最上もがのもがマガ!』『Wの悲喜劇』(AbemaTV)
Twitter:@10anj10
結局、人気のあるマッチングアプリはどれ?
人気ランキングでは、1位の『タップル』と、2位の『Pairs(ペアーズ)』が3位以下を大きく引き離した2トップでした。
特に『タップル』は
- 会員数500万突破で今勢いのあるマッチングアプリ
- お出かけ機能で即日デートが可能
- アプローチしやすい機能&会員数の多さで出会いやすさNo.1
- 20代前半など比較的若い年齢層の方が多い
などの理由で今、もっとも多くの男女に支持されているアプリです。
2020年、結婚しなくてもいい時代が来ました
と言いつつも、統計ではいまだに8割の女性が結婚願望を抱いているようです。リアルな価値観としては、
というわけで私は相性の悪い相手と結婚し、離婚。しかし、それからわずか2年で再婚しました。
離婚したからには、今更世間体もへったくれもないのに、なぜ……?
目次
有害な相手と結婚しても不幸が増えるばかり
私は32歳ですが、この年になると周りで「結婚してよかった」という声と「結婚なんかするんじゃなかった」という話、両方を交互に聞くこととなります。
そして後者の結婚を後悔する声からは、結婚そのものというより“相手選びをミスった”という悲しみを聞くことが多いものです。
Aさん(28歳・事務)の場合
Aさん
付き合ってたときはおうちデートでも進んで家事をやってくれていたので、まさか家事を押し付けるタイプとは思いませんでした。でも、彼の中では「彼女」と「妻」は全然別モノだったみたい。
結婚して半年目で、
なんで家事をやらないんだよ!俺の母親がこれを見たらお前と別れろって言うぞ
とキレられて、初めて彼は本音ベースだと私が家事を100%するよう求めてたんだな、って知ったんです。
Bさん(34歳・営業)の場合
Bさん
結婚してから私が月に1回友達と飲み会に行くだけで、
いいよな、お前は好き勝手遊べて。俺は奔放な妻を持ってかわいそうだと思わないのか
と言われ……。しかも、それを私の親や友人にグチられました。事実ならまだしも、尾ひれはひれを付けられて。たとえば私が実家に帰省するだけで、周りには「男と旅行に行ってる」と噂を流されました。彼は自分を被害者に見せることで、同情を買いたいタイプだったんです。
そういえば仕事でも「職場でイビられている」「俺だけがひどい目に遭う」とグチっていましたが、あれはきっと彼自信が、自分を被害者に見せたかった演技だったんでしょうね。
Bさん
宗教問題・暴力・借金といった「誰もが認める欠点」があれば、離婚の決意もたやすいでしょう。
ですが、これらの事例はちょっとしたグレーゾーン。周りもなかなか「今すぐ離婚しろ!」とまでは言い切れないんじゃないでしょうか。特に、
Aさん
Bさん
などなど、結婚後の悪いサプライズは珍しくありません。
私たちは「好きな相手」と「楽な相手」を見分けづらい
実はこれら“結婚後に豹変する男性”には、付き合いはじめから兆候があります。でも、恋をしているとこの手のセンサーが鈍って、ダメな男すら可愛く見えてしまうのです。昔から言われる
2番目に好きな男と結婚しろ
という言葉は、先人の失敗談から生まれたのでしょう。
これを書いている私も、そうでした。
私は、自分を見下してくる男が大好き。というのも、私は幼少期に自尊心を上手に育てられなかったので「私になんか、どうせ価値がない」と根底で思っているからです。
そうすると、自分をありのまま認めてくれる男性に出会っても、
とモヤモヤしてしまいます。逆に、
といった感じで「ぱっと見はリスペクトしている風でも、自分をバカにしてくる男性」に出会うと
実家の香りがする。心は痛いけど慣れた環境が居心地いい
と感じてしまい、好きになる悪癖が身についてしまったのです。モラハラは実家の畳かっつーの。
当然ですが、こういう男性を好きになっても、一緒にいて楽にはなれません。
これまで、私がだんだん相手へ付き合いきれなくなり、関係に亀裂が入って終わる恋愛ばかりでした。ですが、その経験を繰り返しても「自分をありのままで認めてくれる、楽でいられる相手」にはときめけなかったのです。
何度も同じような男性へ恋をして、ボロボロになっている女性を見ると、失礼ながら「似た傾向があるのだろうな」と考えています。
自分を大事にしてくれる「楽」な相手といても、心が動かない。代わりに自分を傷つける相手を愛してしまうのです。だってそれが、おふくろの味だから……。
恋でボロボロになって「アホらしい」と思えたらチャンス
ただ、恋愛で決定的にボロボロになり続けると、人生のどこかで
こんなに傷ついてばかりの恋愛を繰り返すのって、なんだかアホらしいわ。私だって人権くらいあるぞ。バカにすんじゃねえ
と思えます。その時こそ、楽な相手と恋愛・結婚するチャンスです。
自分の意思だけでは、自分を傷つける男からは離れられません。だってそれが、長年味わった実家のテイストだから。
でも「もう飽きた。もううんざり」と繰り返す恋愛沼にキレ倒した瞬間、人は変わります。
とあらゆる恋愛沼に落ちまくった私も、心の底から思える日が来たのです。前夫と離婚したとき、私は心に決めました。「もう恋なんてしたところで、付き合わない絶対」と。
2度目は「好きな相手」と付き合わないでいられた
そんなわけで、私は2度目の婚活を始めました。
ただし「絶対、絶対にときめく男とは結婚しない」と心に決めて。
どうせ、私がときめく男はモラハラ(言葉や態度で相手を追い詰める性格)に決まっている
とはいえ、恋心は止まらない。婚活でうっかり胸がどぎまぎしたら、友達へ「この人を好きになりそうだけど、私が好きになるってことはやっぱりモラハラなのかな?」と相談していました。
なお、婚活中に私がときめいた相手のLINEを抜粋してみましょう。
- 俺は優れた人間だから、周りから尊敬されてるんだ。それが当然だとは思いつつも、孤独に苦しむ夜もある。
- 世の中の9割はバカ。俺、バカは嫌いなんだよね。でもあなたとなら、話が通じる。だから好きになったんだよね。
- 俺はモテる方だけど、本質を理解してくれる女性は少ない。どうせみんな、俺の社名に惹かれてくるんだ。そうじゃない、知性でもって俺を理解してくれる人と結婚したい。
友人から「なんでこのLINEを見てわからないんだよ!?モラハラLv.100だろ!」と大量のお叱りをいただきました。
とやりとりしつつ、これらの男性を端からブロックして回りました。自分が好きになるタイプはそう変えられません。持つべきものは友人です。
大事なのは「失敗だ」と思ったときに逃げる力
ここまでご覧になって、ガッカリした女性もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
私が結局「ときめき」よりも「楽な相手」を選べたのは、恋愛沼の底つきを経験して
と、あまりにブザマな自分の恋愛人生にキレたからにすぎません。
別に、戦略☆ロジカルシンキング☆理性的判断☆を効かせたわけではないんです。そんなものが使えるなら、最初から楽な相手と結婚しとるわい。
賢者は先人に学ぶかもしれませんが、愚者たる私は自分の経験からはいずり回っただけでした。
ただ……ということは、です。好きになる相手が結婚に不向きなそこの女性も、きっと散々ひどい目にあって恋愛沼の底付きを経験したら「こんな結婚/恋愛やってらんねー!私は自分の幸せのために生きるぜ!」と抜け出せるかもしれないってことです。
問題は、そこで彼から離れる力を失っていた場合。
特に結婚してから仕事を辞めてしまうと「離婚したくても生活不安から離れられず、子どもに父親の悪口を吹き込む毒親」コースすら歩みかねません。
それって、幼少期の私たちが一番なりたくなかった姿だと思うんですよ。だって、それって自分の母親にそっくりだから。
見る目がないなら、それなりに苦労するしかないと思うんです。でも、自分をハッピーエンドに導くのは、最終的に経済力。
へそくりを貯めるでも、副業でもいい。パートナーからモラハラを受けたら、すぐ逃げ出せるほどの経済力を持ちませんか。
相手を呪いながら同じ家庭に納まる以上の、地獄もそうありません。身もふたもない結論ですが、地獄の沙汰も金しだいです。
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